再入院

再入院

私が今働いている病院の薬剤師は5名いますが、常勤しているのは3名で、残りの2名は非常勤で、訪問を行うには足りないぐらいの人数で回しています。

では、どうしてこれほど力を入れているのかと言うと、それは再入院を防ぐためにあり、精神科の患者さんは入退院を繰り返す事が多く、その大きな要因は、本人が治療の重要性を理解していない事や、治療に積極に取り組む姿勢ができていない問題があります。

入院している最中に、症状をコントロール出来ていても、退院後に服薬が的確に出来ておらず、症状が再発することは少なく無いです。

入院中に熱心に服薬指導を行っても、それが退院後に出来ていなければ根本的なになっていないのです。 ある高齢者のお宅に訪問した時のことですが、薬をしっかりと飲んでいるかを確認したら、昼の薬が沢山余っている事があります。

この患者さんは1日2食しかとらないので、1日3回服薬しなくてはいけない薬が、2回しか服薬出来ていなかったことを考えると、患者さんの生活スタイルをかんがえて、出来るだけ負担を少なくしてあげることが必要です。

患者さんの生活スタイルに合わせた服用方法を医師と相談し、2回の服用で済むように処方を変更して行くことが大切です。

会話から

訪問先では、薬に関することだけではなく、薬と関係ない話をされることもあり、患者さんの訴えに対するアドバイスが大変です。
例えば、こんなに薬を飲んでも後は死ぬだけですし、生きていても仕方がないと話される患者さんがいたのですが、どう対応したら良いか迷った時期もありした。

相談内容には、薬剤師では対応できないこともあり、担当のスタッフにつなげるなど、いわゆるチーム医療が不可欠で、会話することに意味があるとも思います。

薬剤師も同じ人間なのですから、何気ない会話から信頼関係は気付かれているとも感じますし、精神科の患者さんと接していて感じることは、コミュニケーションをとることで、患者さん1人ひとりの接し方や話し方には気を使っています。

在宅医療の進展に伴い、薬剤師が居宅訪問して薬剤の管理や指導を行うことも必要で重要な業務と言えます。

これからは、患者さんや家族のほかにも、医療に関わるものとのコミュニケーションも不可欠になり、薬剤師は在宅医療を担うという観点からも、更に高い専門性と会話する能力が求められる時代なのです。